合気道は護身術として使えるのか
「合気道は護身術として使えない」という主張が巷では流布されているが、これは合気道の修業経験がない素人や、真摯に合気道を修業しなかった故に技を正しく身に付けられなかった者、あるいはそもそも合気道の才能に欠けていて術理を理解できなかった者などによる妄言である。
2024年9月11日放送の「水曜日のダウンタウン」において行われたドッキリ企画「ロケで習った護身術 翌日暴漢に襲われたら 一応繰り出そうとする説」は、合気道がルールの無い実戦を想定した護身術として有効であることを証明する実例の1つである。
「トラウマになる」夜道で背後から羽交い絞め…『水ダウ』の“暴漢ドッキリ”に批判続出、女性芸人も「最低!」とブチ切れ
https://jisin.jp/entertainment/entertainment-news/2370775/
件の番組において、ぱーてぃーちゃん・信子氏、あぁ〜しらき氏、きしたかの・高野正成氏の3名は、ニセのロケで合気道の道場を訪れて3時間の護身術体験を受け、たった一日の修練によって相応に技を習得した。
その翌日、神奈川県川崎市の工場街にある倉庫スタジオでニセの再現ドラマの収録が行われ、それぞれ時間をずらして収録に臨んだ3人が帰り道に暴漢に襲われるというドッキリであった。
信子氏は合気道の道場において、後ろから抱き着かれた際に両腕を真っ直ぐ上げながらしゃがみ込み、すり抜ける技を習得し、帰り道に背後から全身黒ずくめの男に羽交い締めされた際には、絶叫しながらも技を繰り出して逃げることに成功した。
あぁ〜しらき氏は同じく合気道の道場において、腕を掴まれた際の力を利用して相手を後ろに投げ飛ばす技を習得し、帰り道に黒ずくめの男に右腕を掴まれて引っ張られた際には、悲鳴をあげながらも抵抗の構えを見せ、習得した技で見事に撃退した後、助けを求めて叫びながら逃げることに成功した。
高野氏は胸ぐらを掴まれた際の護身術を習い、筋骨隆々な外国人男性に襲われると形通りに技を繰り出すことはできなかったが、暴漢に掴まれていたシャツをすっぽり脱ぎ、上半身裸のまま走って逃げることに成功した。
「ドッキリ企画」という特性上、突然暴漢に襲われるという想定外の事態に遭う点は、護身術が想定するルールの無い実戦と共通しており、三名共に合気道の技を応用して身を守ることに成功した事実は、合気道が護身術として有効であることの証明と言える。
特に、信子氏とあぁ〜しらき氏は形通りの動きで技を繰り出すことに成功しており、形稽古を中心とする合気道の修練によって実戦で有効な技を習得できることも証明している。
高野氏は番組スタッフにネタバラシされた際、突如襲われても護身術を繰り出すことの難しさを訴えていたが、形通りの動きではなかったとはいえ、形稽古によって習得した武術的な身体動作を応用して無傷で窮地を脱することが出来ているため、高野氏は合気道の技を正しく身に付けていると同時に、その技は正しく身に付けることでルールの無い実戦を想定した護身術として有効であることも証明している。
実際の護身の場において、普段の形稽古の想定通りに動けることはもちろん理想的であり、それは技が正確に身に付いている証拠である。
一方で、仮に実戦において形通りの動きが出来なかったとしても、結果的に窮地を脱して生き残ることが出来たのであれば、その流派は実戦で使える技を形として伝承しており、十分実戦的な武術であるという何よりの証拠となる。
2024年9月11日放送の「水曜日のダウンタウン」において行われたドッキリ企画「ロケで習った護身術 翌日暴漢に襲われたら 一応繰り出そうとする説」は、合気道がルールの無い実戦を想定した護身術として有効であることを証明する実例の1つである。
「トラウマになる」夜道で背後から羽交い絞め…『水ダウ』の“暴漢ドッキリ”に批判続出、女性芸人も「最低!」とブチ切れ
https://jisin.jp/entertainment/entertainment-news/2370775/
件の番組において、ぱーてぃーちゃん・信子氏、あぁ〜しらき氏、きしたかの・高野正成氏の3名は、ニセのロケで合気道の道場を訪れて3時間の護身術体験を受け、たった一日の修練によって相応に技を習得した。
その翌日、神奈川県川崎市の工場街にある倉庫スタジオでニセの再現ドラマの収録が行われ、それぞれ時間をずらして収録に臨んだ3人が帰り道に暴漢に襲われるというドッキリであった。
信子氏は合気道の道場において、後ろから抱き着かれた際に両腕を真っ直ぐ上げながらしゃがみ込み、すり抜ける技を習得し、帰り道に背後から全身黒ずくめの男に羽交い締めされた際には、絶叫しながらも技を繰り出して逃げることに成功した。
あぁ〜しらき氏は同じく合気道の道場において、腕を掴まれた際の力を利用して相手を後ろに投げ飛ばす技を習得し、帰り道に黒ずくめの男に右腕を掴まれて引っ張られた際には、悲鳴をあげながらも抵抗の構えを見せ、習得した技で見事に撃退した後、助けを求めて叫びながら逃げることに成功した。
高野氏は胸ぐらを掴まれた際の護身術を習い、筋骨隆々な外国人男性に襲われると形通りに技を繰り出すことはできなかったが、暴漢に掴まれていたシャツをすっぽり脱ぎ、上半身裸のまま走って逃げることに成功した。
「ドッキリ企画」という特性上、突然暴漢に襲われるという想定外の事態に遭う点は、護身術が想定するルールの無い実戦と共通しており、三名共に合気道の技を応用して身を守ることに成功した事実は、合気道が護身術として有効であることの証明と言える。
特に、信子氏とあぁ〜しらき氏は形通りの動きで技を繰り出すことに成功しており、形稽古を中心とする合気道の修練によって実戦で有効な技を習得できることも証明している。
高野氏は番組スタッフにネタバラシされた際、突如襲われても護身術を繰り出すことの難しさを訴えていたが、形通りの動きではなかったとはいえ、形稽古によって習得した武術的な身体動作を応用して無傷で窮地を脱することが出来ているため、高野氏は合気道の技を正しく身に付けていると同時に、その技は正しく身に付けることでルールの無い実戦を想定した護身術として有効であることも証明している。
実際の護身の場において、普段の形稽古の想定通りに動けることはもちろん理想的であり、それは技が正確に身に付いている証拠である。
一方で、仮に実戦において形通りの動きが出来なかったとしても、結果的に窮地を脱して生き残ることが出来たのであれば、その流派は実戦で使える技を形として伝承しており、十分実戦的な武術であるという何よりの証拠となる。
コメント
コメントを投稿